ダスカロスの教え
スティリアノス・アテシュリス博士の紹介
- 1912年12月12日、キプロス島で誕生。ギリシャ系キプロス人。
神秘主義者。幼少より 75年間、霊的教育を行い続けた。
学校の教師をしていた女性と結婚。二人の娘の父となる。
- 1959年8月21日、精神療法学博士号授与。
- 1959年9月20日、セント・アンドルーズ大学ロンドン校の奨学金「リサーチ・エクステンション・フェローシップ」授与。
- 1960年1月15日、神学博士-形而上科学博士号授与。
- 1960年6月17日、セント・アンドルーズ大学より哲学博士号授与。
- 1961年7月21日、神学博士号授与。
論文「十字架と苦痛と悲哀、そして復活の道」はピアソン・ゴールドメダル受賞。
- キプロス政府印刷局に勤務。
- 1995年8月26日に死亡。82歳で地上を去る。
すでに使われていないか現存しない言語、アラム語、サンスクリット語、古代エジプトのヒエログリフなどを含む 12言語 の読み書きが出来た。また言語の研究を趣味としていた。
バイオリンとピアノの演奏。作詞作曲、絵画、ガーデニングが趣味。描く絵は、ダスカロス独特のシンボル表現を吹き込んだ独創的画法で描かれた。
クリスチャン神秘主義に根差したシステム(体系)を創設し「真理への探究」と命名し、自宅隣接のストア(Stoa)で、教え、指導、瞑想をした。ストアは友人の助けを得て、ほとんど自分で建築した。
2023年現在、執筆した書籍は、ギリシャ語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語で出版されている。
ダスカロスの口癖
「自分の思考と感覚と感情のマスターになりなさい。これらの奴隷にならない事だ。自分のパーソナリティのエゴイズムを減少させなさい。そして神とあらゆる人々を愛しなさい。これが健康的で幸せな人生の前提条件であり、堅固な基礎になるだ」
「レッスンに参加した人たちは、講義内容を研究し、それから学び取り、自分たちの人生を改善するのに役立つものを心に留めるようにしなさい。先生をマスターとか、グルなどと呼ぶべきではないのだ。あなたたちが自分自身のマスターにならなくてはならないからだ」
「誰も自分をヒーラーなどと呼べるものなどいないのだ。唯一のヒーラーとは、キリストだけである」
ダスカロスの遺言
真理の探究者の中に容認しがたい行動をとった人がいたため、弁護士を立ててダスカロスは自分の正式な遺言を作成した。その出来事とは、前世からの因縁があるものだった。ダスカロスの業績を利用することを許さないために、正式な文書を作成した。ダスカロスは彼の霊的遺産、資料等を、娘パナヨッタに継承した。パナヨッタはこの意思を受け継ぎ行動するとしている。