ダスカロス
「真理の教え」の立ち位置
ダスカロスは、何千年も前からの前世を完全に覚えており、いくつもの人生で学んだ「真理に対する理解」を整理し、理論的に構築した。彼は真理を「人間の立場から」の立ち位置で探究し、教えている。人間の限界を持ちながら進化した者の探究の教えである。
これに対して、
シルバーバーチ等(一般に高級霊などと呼ばれている)は、霊の世界に久しく存在し、人間を支援する者として、
「霊の人」という立ち位置から、真理を教えている。高次元の進化した命として、物質世界から離れたものとして、人間として物質世界から去った後の、霊の世界の真理を学び続ける者としての立場から教えている。
「神との対話」では、神自らが
「神」の立ち位置として、真理を教えている。これは、「なぜ神は世界を創造したのか。なぜ人間を存在させたのか」などの、創造の動機や、創造の仕組み、命の理解など、神にした答えることが出来ない多くの事を教えている。
スティリアノス・アテシュリス博士(ダスカロス)の概略
- 1912年12月12日、キプロス島生まれ。ギリシャ系キプロス人。
クリスチャン神秘主義者であり、人生で最も大切な書物の一つは新約聖書であるという。一世紀には、イエスキリストと直接接した弟子の一人であったという。
- アラム語、サンスクリット語、古代エジプトのヒエログリフなどを含む 12言語 の読み書きが出来た。また言語の研究を趣味としていた。バイオリンとピアノの演奏。作詞作曲、絵画、ガーデニングが趣味。描く絵は、ダスカロス独特のシンボル表現を吹き込んだ独創的画法で描かれた。
- 精神療法学博士号、神学博士-形而上科学博士号など取得している。キプロス政府印刷局に勤務し、1995年8月26日、82歳で物質世界を去る。
ダスカロスの口癖
「自分の思考と感覚と感情のマスターになりなさい。これらの奴隷にならない事だ。自分のパーソナリティのエゴイズムを減少させなさい。そして神とあらゆる人々を愛しなさい。これが健康的で幸せな人生の前提条件であり、堅固な基礎になるだ」
「レッスンに参加した人たちは、講義内容を研究し、それから学び取り、自分たちの人生を改善するのに役立つものを心に留めるようにしなさい。先生をマスターとか、グルなどと呼ぶべきではないのだ。あなたたちが自分自身のマスターにならなくてはならないからだ」
「誰も自分をヒーラーなどと呼べるものなどいないのだ。唯一のヒーラーとは、キリストだけである」
ダスカロスの遺言
真理の探究者の中に容認しがたい行動をとった人がいたため、弁護士を立ててダスカロスは自分の正式な遺言を作成した。その出来事とは、前世からの因縁があるものだった。ダスカロスの業績を利用することを許さないために、正式な文書を作成した。ダスカロスは彼の霊的遺産、資料等を、娘パナヨッタに継承した。パナヨッタはこの意思を受け継ぎ行動するとしている。